2007年02月12日
Adobe Photoshop Lightroom
日本写真家協会主催のセミナー「写真家のためのPhotoshop活用術と新製品Lightroomの紹介」に参加した。
このセミナーで紹介された Adobe Photoshop Lightroom はデジタルカメラのデータを管理補正するアプリケーションである。色調補正、トリミング、ゴミ取りなどの画像補正をする現像機能の他、ライブラリ機能、スライドショー機能、プリント機能、Web用のフォトギャラリーを作る機能などがある。扱えるファイルは、RAWデータの他、TIFF、JPEGファイルも管理、補正できる。これらの機能をすべて元のデータを変更せずに行える。
早速ベータ版をダウンロードして使ってみた。元のデータをネガフイルムに見立て、暗室作業でプリント作品を作るような感覚である。また、元のデータにいっさい変更を加えないことと、ファイルを閉じても、作業の履歴が残るため何度でも作業をやり直すことができる。以前使っていた LivePicture のような感覚で使える。各デジタルカメラメーカーのアプリケーションよりも格段に使いやすそうだ。
Lightroomは3月23日発売であるが、現在ベータ版が無料でダウンロードできる。
2006年05月14日
風景写真ライブラリー「フォト蔵」
デザイナー、出版社などへ、写真を貸し出しているフォトライブラリーも、デジタル化の波が押し寄せている。
印刷用にポジフィルムを写真家から預かり、貸し出していた既存のフォトライブラリーもデジタル化を進めているようだ。2010年からは、デジタルデータだけを預かると、あるライブラリーから通知が来ている。預けていた、ポジフィルムを写真家へ送り返しているライブラリーもあると聞く。
最近知ったライブラリーに、「フォト蔵」がある。フォト蔵は、写真の貸出先を観光関連業界の旅行代理店、デザインプロダクション、出版社などに絞った、観光地の風景写真を中心にしたフォトライブラリーである。アマチュアの方々からも広く写真を預かっているようだ。
アマチュアの写真家の方々も、すばらしい作品を撮られている。デジタルカメラが主流になって、写真の技術の差が出にくくなっている。被写体をどうゆう視点で見るかが重要になってくる。写真を撮る時の視点の差が写真の善し悪しを左右する。アマチュアの活躍の場が広がってきている。
アマチュアの方々も、発表の場として「フォト蔵」などのフォトライブラリーに、興味を持たれては、いかがか。
プロの写真家も、常にものを見る目を磨いていかないと、ますますアマチュアの方々に取って代わられるかもしれない。
風景写真ライブラリー「フォト蔵」
http://www.photogra.jp/
2006年05月02日
デジタル一眼レフカメラ
コニカミノルタが、カメラ事業を3月31日で終了したと通知が来た。
今後、修理等のアフターサービスは、ソニーが行うという。
ソニーのホームページによると、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラをαブランドで今夏に発売する。ミノルタ時代からの「αマウントシステム」に準拠した、新しいデジタル一眼レフカメラのようだ。
いよいよ、電機メーカーによるデジタル一眼レフカメラの時代になってきた。ソニーのデジタルカメラのレンズには、カール ツァイスのレンズも使われている。カメラメーカーより優れたものが出て来るかもしれない。
2006年05月01日
水俣病公式確認50年
水俣病公式確認から今日で50年。大きく報道されている。
この間、水俣病に関係して写真界にも、大きな出来事があった。
ユージン・スミスさんが水俣を撮影した「入浴する母子像」が封印された。「入浴する母子像」は1971年、胎児性水俣病患者の上村智子さんが母親に抱かれて入浴するシーンを撮影した一枚である。これまで水俣病を伝える代表的な写真として、展示会、ポスター、チラシなどに多く使用されてきた。1998年ユージンスミスさんの元妻で著作権者のアイリーン・スミスさんが、この写真を新たに使用しないと遺族に承諾書を送った。この時、智子さんの父親は「もう智子を休ませてやりたい」と語っている。
撮した側が一方的に写真を発表し続ける事を考えさせられる出来事である。いわゆる、肖像権の問題である。
今回、公式確認から50年の節目に、桑原史成さんが銀座と大阪のニコンサロンで写真展を開催した。桑原さんは、写真展開催に際し、かつて取材した家族に承諾をもらうため、水俣へ足を運んだ。この行為に水俣を撮り続けている写真家を含め、写真界で賛否が分かれている。「同意なしでは公表できないとしたら、写真家は仕事が出来なくなる」と自己規制に反対した写真家もいた。
桑原さんが水俣へ足を運んだことは、撮られる側と撮る側の人間関係を考えると、当然ではないか、と思う。
2006年02月22日
肖像権
20日(月)に日本写真家協会主催の著作権研究会「肖像権と表現の自由」が催され、私も参加した。
弁護士、新聞社の写真部次長、人物を中心に作品を撮っている写真家の3名が講師として招かれ実例を挙げ、討論、質疑が行われた。
私は、人物を撮る機会は少ないが、写真家はつねに肖像権を意識しないといけないと感じた。
これからはプロの写真家に限らず、アマチュアの写真家も肖像権を意識しなければいけないのではないか。日本に肖像権法という法律はない。最高裁大法廷の判決で「何人も承諾なしに、みだりにその容ぼう、姿態を撮影されない自由を有する。」という判例が有り、これが肖像権の根拠になっている。この判例の「みだりに」の部分の解釈が写真家にとって問題のようだ。
アマチュアの写真家もWeb上などで知らず知らずのうちに肖像権を侵していることがある。過敏に肖像権を意識する必要はないが、撮影に際しては盗み撮りはもってのほかだが、可能な限り使用目的を伝えて許可を取るように心がけたい。
人物を撮った際、悪意を持って批判的なキャプションを書けば、肖像権の問題が発生することもある。が、好意を持ってキャプションを書けば何も問題は起こらない。肖像権には被写体との信頼関係が多く関係してくるように思う。
肖像権に関しては、下記の本で少しだけふれられている。


















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